敏感肌の方がスキンケアをおこなううえで大切なことは、肌にできるだけ負担を与えないようにすることです。
特にクレンジングは、スキンケアの中でも肌に負担をかけやすいです。
そのため、間違ったクレンジングを続けていると、敏感肌に余計な負担をかけてしまう可能性があります。
今回はそんな敏感肌の方におすすめしたい、クレンジングの選び方とおすすめアイテムを紹介します。
そもそも敏感肌とは?
敏感肌とは「油分」と「水分」が少なくなることで乾燥し、外的な刺激を受けやすくなっている状態です。
肌の表面には、外的な刺激(乾燥やホコリ、紫外線)から肌を守る機能が存在します。
しかし肌は乾燥すると、この機能が役割を十分に果たせず、外的な刺激を受けやすくなります。
実は「敏感肌」という医学用語はなく、敏感肌と呼ばれるそのほとんどが、乾燥肌が深刻化してデリケートな状態である場合が多いです。
つまり、敏感肌とは、油分と水分が不足して乾燥することで、外的な刺激によって赤みやかゆみなどを感じやすい状態だといえます。
敏感肌向けクレンジングを選ぶポイント
敏感な状態の肌にクレンジングを使用しても大丈夫なのかなと不安な方もいるかと思いますが、メイクをしたときにクレンジングは必要です。
クレンジングはメイクの油分を落とすという役割があり、メイクをしたり、日焼け止めを塗ったときには、洗顔だけでは不十分です。
そのため、少しでもメイクをしたときには、やはりクレンジングをする必要があります。
こちらでは敏感肌の方に参考にしてもらいたいクレンジングを選ぶポイントを紹介します。
上手にクレンジングと付き合いながら、すこやかな肌を目指しましょう。
①摩擦を軽減するものを選ぶ
敏感肌は、摩擦などの刺激に敏感になっている状態です。
そのため、クリームタイプなどテクスチャーに厚みがあり、摩擦を軽減してくれるクレンジングを選ぶのが良いでしょう。
また、炭酸クレンジングやホットクレンジングなどのクレンジングも、メイクを浮かせて洗い落としやすくし、摩擦を軽減できるのでおすすめです。
②メイクの濃さに合わせて選ぶ
クレンジングを選ぶときには、自分のメイクの濃さも大事な要素のひとつです。
肌に負担をかけたくないという理由で、クリームやミルクタイプなどのクレンジングを選ぶとかえって肌に負担をかけてしまうことがあります。
なぜなら、濃いメイクをしているときに、メイク落ちがマイルドなクレンジング料を使うと、メイクが落としづらく、時間がかかったり、肌をゴシゴシとこすってしまったりするからです。
すると、長時間クレンジング料を肌にのせていることや、摩擦によって乾燥などがさらに促され、敏感肌の主な原因となる可能性があります。
では、メイク落ちが良いクレンジングを使えば、濃いメイクもナチュラルメイクも落としやすく、良いのではと思う方もいるかもしれません。
しかし、ナチュラルメイクのときにメイク落ちが良いクレンジングを使うと、メイクの油分とともに、肌に必要な油分や保湿成分などを一緒に洗い流してしまう可能性があります。
そのため、メイクはクレンジングの濃さに合わせて選んで、使い分けるのがおすすめです。
特に敏感肌の方は、肌への負担をできるだけ減らすためにも、メイクはナチュラルメイクにとどめておくのが良いでしょう。
③ダブル洗顔不要タイプを選ぶ
敏感肌の方は、ダブル洗顔をおこなうことによって肌に負担をかけてしまう可能性があるので、控えてみるのもひとつの手です。
メイクをしたときには、クレンジングと洗顔、両方のステップをおこなうダブル洗顔が必要ですが、クレンジングのなかにはダブル洗顔不要というタイプのものもあります。
ダブル洗顔不要のクレンジングとは、クレンジングと洗顔の役割を1本で担ってくれるというタイプのものです。
そのため、ダブル洗顔をしなくても良いので、敏感肌の方はこういったタイプのクレンジングを選ぶのもおすすめです。
敏感肌の方におすすめのクレンジング
こちらでは、敏感肌の方にぜひ一度お試しいただきたいクレンジングを紹介します。
■肌ナチュール 炭酸クレンジング
肌ナチュール炭酸クレンジングは、「炭酸」と「温感作用」という2つの特徴を持った泡で出てくるタイプのクレンジングです。
肌にのせると、高濃度の炭酸が溶け込んだシュワシュワの炭酸泡が美容液状になり、メイクとなじんで短時間で汚れを浮かせ、洗い落としやすくしてくれます。
また、温感作用によって乾燥で硬くなった肌をじんわりと温めてやわらげ、毛穴の汚れなども洗い落としやすくすることを期待できます。
そのため、肌をゴシゴシと強くこすらずにメイクや汚れを落とすことができるので、敏感肌の方におすすめしたいクレンジングです。
さらに、肌ナチュールにはヒアルロン酸やセラミド、ナノコラーゲン、プラセンタなどの保湿成分も配合されています。
これらの美容保湿成分を、温感作用で肌をやわらかくして角質層のすみずみまで届け、潤いに満ちた柔らかな肌に導いてくれるでしょう。
また、ダブル洗顔不要なので、摩擦を軽減しながら簡単に使えます。
そのため、忙しいときや疲れたときなどにも手元に1本あると便利なクレンジングです。
まとめ
今回は敏感肌の方にぜひ知ってもらいたい、クレンジングを選ぶポイントとおすすめのクレンジングを紹介しました。
自分の肌に合った正しいクレンジングを知ることで、メイクを楽しみながらも汚れをしっかりと落とし、みずみずしい潤いのある理想の肌を目指しましょう。