実はクレンジングと洗顔の違いがよくわかっていない、とりあえずやっているという方は、意外と多いのではないでしょうか。
化粧品などにはこだわるけど、クレンジングや洗顔って落とせればどんなものを使っても一緒じゃないのと思っている方は、一度改めてご自身のスキンケア方法を見直した方がいいかもしれません。
クレンジングと洗顔はそれぞれに違う役割があり、とても大切です。
また、スキンケアの中でもキメの整った潤い美肌を目指す上で重要であり、クレンジングと洗顔の方法が間違っていると肌に負担をかけてしまうことがあります。
そこで今回はクレンジングと洗顔のそれぞれの役割と正しい方法、クレンジングと洗顔料を選ぶポイントについてご紹介します。
クレンジングと洗顔の役割
クレンジングはメイクの油を浮かせて落とす役割があります。
一方、洗顔は汗や皮脂、古い角質、ほこりなどの汚れを落としたり、肌に少し残ったクレンジングを落としたりするという役割があります。
そのため、どちらか片方のみだとメイク汚れがきちんと落ちなかったり、肌についた余分な皮脂や毛穴汚れなどが肌に残ってしまったりすると言われています。
肌に残った汚れなどは、毛穴に詰まってニキビや黒ずみの原因の一つになったり、落ちなかったメイク汚れがシミやくすみの原因となったりする可能性もあります。
このようにクレンジングも洗顔も重要な役割があるので、どちらも大切なスキンケアです。
クレンジングと洗顔の本当に正しい方法
スキンケアの基本であるクレンジングと洗顔の方法が間違っていると、ニキビや毛穴の黒ずみ、乾燥など様々な肌荒れの原因となってしまいます。
こちらではクレンジングと洗顔の正しい方法をご紹介するので、普段行っているクレンジングと洗顔の方法が間違っていないか、ぜひ確認してみてください。
クレンジング・洗顔前の下準備
■メイクを落とす前に手を洗い、清潔にする
きちんと手を洗い、清潔にしてください。
手が汚れたままだと、泡立ちが悪くなり、せっかくクレンジングや洗顔をしても台無しとなってしまいます。
また、雑菌が手についたまま顔に触れると、肌全体に菌をまき散らしてしまうこともあるので、まずはハンドソープや石鹸でしっかりと手を洗うようにしましょう。
■口元や目元などのポイントメイクを先に落とす
マスカラなどのアイメイクや口紅などのポイントメイクをポイントリムーバーで先に落としておくことで、肌への負担を軽減させましょう。
ベースメイクからポイントメイクまですべてを一度で落とそうとすると洗浄力が足りず、無理に落とそうとして擦ってしまい、肌への負担が大きくなってしまいます。
正しいクレンジング方法
①クレンジングはTゾーン、おでこ、鼻からのせて、肌へなじませる
Tゾーン(おでこ、鼻)からのせて、なじませてください。
なじませる際は肌を擦らないように意識し、時間をかけすぎないように気を付けましょう。
クレンジングを長時間、肌にのせているのはよくありません。
そのため、クレンジングを使ってマッサージをするのもあまりおすすめできません。
②ぬるま湯30度から32度くらいですすぐ
ぬるま湯でクレンジングを擦らずに優しくすすいでください。
お湯の温度が熱すぎると、肌にとって必要な皮脂まで一緒に落としてしまい、乾燥の原因の一つとなります。
毛穴から余分な皮脂が浮き出すのが、大体30~32度くらいだと言われています。
触ったときにぬるいなと感じる程度を目安に温度調整をするよう心掛けましょう。
正しい洗顔方法
①洗顔料をよく泡立てる
洗顔料をよく泡立てて汚れを擦るのではなく、浮かせるように優しく肌になじませてください。
泡立てネットを使って水をしっかりと含ませて泡立てると、きれいに泡立ちます。
②Tゾーンから、頬、目や口などの順番で洗う
まずは比較的皮脂が多いTゾーン(おでこ、鼻)から洗い、次に頬を優しく洗います。
目や口周りは最後に洗ってください。
目や口周りは皮膚が薄くデリケートなため、泡をのせるだけで、ほとんどこすらないように気を付けましょう。
③素早くなじませてぬるま湯でしっかりと落とす
洗顔は大体1分から1分半程度で、汚れが落ちるので素早くなじませて落としてください。
長時間、洗顔料をのせて洗っていると肌への負担が大きくなり、乾燥などの原因の一つとなるため、意識して洗いましょう。
すすぐ際は、クレンジング同様に30度から32度あたりのぬるま湯でこめかみや髪の生え際にすすぎ残しが残らないよう擦らずにしっかりとすすぎましょう。
④清潔なタオルで擦らずに優しく水気を取る
清潔なタオルで擦らずに肌に当てて、水気をポンポンと優しく拭き取ります。
決してゴシゴシと擦るように拭かないように気を付けましょう。
クレンジングと洗顔料を選ぶポイント
クレンジングと洗顔は正しい方法はもちろん、自分に合っているものを選ぶことも大切です。
クレンジングと洗顔料を選ぶポイントについてご紹介しますので、ぜひ自分に合ったものを選ぶ参考にしてみてください。
クレンジングを選ぶポイント
クレンジングを選ぶポイントは3つあります。
①肌質に合わせて選ぶ
クレンジングは自分の肌質に合ったものを選ぶことがポイントです。
クレンジングには水とメイク汚れである油分をなじませるために界面活性剤という成分が入っています。
界面活性剤はクレンジングにとって欠かせない成分であり、基本的にはその配合量によってメイクを落とす力が決まると言われています。
一般的には界面活性剤の量が多いとメイクを落とす力が高く、少ないと低くなるので、自分の肌質に合ったものを選ぶのがおすすめです。
たとえば乾燥が気になる場合などには、ナチュラルメイクにしてクリームやミルクタイプなどのクレンジングを選ぶと良いでしょう。
②メイクの濃さに合わせて選ぶ
クレンジングの一番の目的はメイクをきちんと落とすことです。
そのため、ファンデーションなどのベースメイクに合わせてクレンジングを使い分けるのがおすすめです。
しっかりメイクをした日に肌に負担をかけたくないからと、ナチュラルメイク向きのクレンジングを使用するのはおすすめできません。
なぜなら、なかなかメイクが落ちず、無理に落とそうと肌をこすってしまったり、きちんとメイクが落ちずに肌に残ったままになったりしてしまう可能性があるからです。
すると、肌に負担をかけないどころか余計に負担となり、肌悩みの原因となってしまう可能性があります。
このような事態を避けるためにもクレンジングはその日のファンデーションなどのベースメイクの濃さによって、選ぶのがおすすめです。
③肌への摩擦を軽減するテクスチャーを選ぶ
クレンジングはテクスチャーがクッションの役割を果たしてくれるものがおすすめです。
クレンジングを肌になじませる際につい力が入ってしまうようなテクスチャーだと、強く擦ることで摩擦が起き、肌に負担をかける可能性があります。
肌への摩擦は乾燥などの肌悩みを引き起こす原因のひとつとなってしまうので、気を付けましょう。
迷ったときのおすすめクレンジングがこちらの炭酸クレンジング。
■肌ナチュール 炭酸クレンジング
炭酸高濃度炭酸の泡が出てきて、肌になじませるとシュワシュワと美容液状にテクスチャーが変化します。
炭酸が汚れに吸着して浮かせてくれるので、優しく撫でるように洗うだけでしっかりとメイクや古い角質、毛穴汚れなどを落としてくれます。
またそれだけでなく、洗い上がりのしっとりとした潤い感にもこだわり、セラミドや吸着型ヒアルロン酸などの保湿成分をたっぷりと配合。
さっぱりとしっとりを両立した使用感で、思わず触りたくなるようなキメ細やかな肌へと導いてくれ、まるで美容液でクレンジングをしているようなリッチ感を味わえるでしょう。
乾燥や毛穴の角栓詰まり、黒ずみなどが気になる方などには、ぜひおすすめしたいクレンジングです。
洗顔とクレンジングの役割を1本で果たしてくれるダブル洗顔不要タイプのクレンジングなので、忙しいときやジム、旅行先など様々なシーンで活躍してくれます。
肌ナチュールで、思わず触れたくなる愛されツヤ肌を目指してみませんか?
洗顔料を選ぶポイント
洗顔料を選ぶポイントは2つあります。
①泡立ちが良いもの、もしくは泡タイプのもの
洗顔料は泡立ちが良いもの、もしくは泡タイプのものがおすすめです。
洗顔時に肌をこすることで摩擦がおき、肌への刺激となる場合があります。
そのため、濃密な泡でできるだけ摩擦をおこさないように洗顔することが大切です。
肌をこすると必要な角質や水分、油分なども汚れと一緒に落としてしまう可能性があるので、泡のクッションで洗うように気を付けましょう。
②保湿成分がたっぷりと配合されているもの
洗顔料は、肌にうるおいを与えてくれるヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分がたっぷりと配合されているものがおすすめです。
保湿成分がしっかりと配合されていると、肌に必要な水分や油分まで落とすことなく、洗顔後のツッパリなどがないしっとりとした洗い上がりを期待できます。
<代表的な保湿成分>
・セラミド(表示例:セラミド+数字、又はセラミド+アルファベット)
・プロテオグリカン(表示例:水溶性プロテオグリカン)
・ヒアルロン酸(表示例:加水分解ヒアルロン酸・ヒアルロン酸Na)
・エラスチン(表示例:加水分解エラスチン)
・コラーゲン(表示例:加水分解コラーゲン・水溶性コラーゲン)
・グリセリン
・アミノ酸(表示例:アルギニン・グリシン・グルタミン酸・リシン)
■肌ナチュール 炭酸美白洗顔 ホワイトクリーミーホイップ
肌ナチュールは、モコモコの濃厚炭酸泡が出てくる洗顔料です。
もっちり炭酸濃密泡で肌を包みこむように洗うことができ、使い心地が気持ちいいです。
キメ細やかな泡がクッションの役割を果たしてくれるので、肌になじませるときにゴシゴシと強くこすることなく、摩擦を軽減できます。
また、泡がとろけて美容液状になることで、メイクや古い角質・余分な皮脂なども浮かせて落とすので、洗い上がりスッキリです。
保湿成分もたっぷりと配合されており、洗顔後も乾燥によるツッパリを感じることなく、しっとりとした潤いが続きます。
吸着型ヒアルロン酸やナノコラーゲン、グリセリンなどの保湿成分もたっぷりと配合されており、洗顔後も乾燥によるツッパリを感じることなく、しっとりとした潤いが続きます。
さらに炭酸が肌をやわらげてくれるので、古い角質によってゴワゴワと硬くなった肌にハリやツヤを与え、化粧水や美容液が角質層のすみずみまで浸透しやすくなります。
過剰に分泌された余分な皮脂などの汚れをきちんと落としつつも、肌に摩擦による負担をかけずに洗えるのでおすすめです。
泡立て不要で簡単に毎日続けやすいので、ぜひ一度お試しいただきたい洗顔料です。
まとめ
クレンジングと洗顔にはそれぞれ大切な役割があり、どちらもキメの整った潤い肌を目指す上で欠かせません。
クレンジングと洗顔を正しく行うことによって、化粧水や美容液などのスキンケアアイテムも角質層のすみずみまで浸透し、より潤いなどを実感しやすくなります。
毎日おこなうクレンジングと洗顔の正しい方法を身に着け、自分の肌に合ったアイテムを使うことで誰もが憧れるようなキメ細やかな憧れ肌を手に入れましょう。